第50回東北腎不全研究会学術集会
会長 齋藤 満
秋田大学医学部附属病院 血液浄化療法部 准教授
謹啓
早春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より東北腎不全研究会に格別のご配慮を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、第50回東北腎不全研究会学術集会を主催させていただくこととなりました。このような機会をいただいたことは大変栄誉に感じており皆様に深く感謝申し上げます。会期は2024年9月7日(土)、8日(日)の両日で、にぎわい交流館AU(秋田市)で現地開催とさせていただきます。
今回の学術集会のテーマは「伝承と革新と協調―腎不全診療の新たなスタンダードに向けて-」とさせていただきました。第50回という節目の会を迎え、これまで半世紀に渡って先人が築き上げてきた膨大かつ貴重な臨床知見・技術を伝承しつつ、AIやロボット支援手術などの革新的な要素を融合させることで、現代にマッチした腎不全診療を実践できるのではないかと考えております。また、腎不全診療は多職種の協調無しには成立しない医療です。そして新興感染症のパンデミックや世界紛争、自然災害や社会情勢の変化など、激動の時代だからこそ、東北6県と新潟県、本州北部という地理的困難さを共有するこの7県の協調が、今あらためて必要なのではないでしょうか。
腎不全診療に関わる多くの医療者が、より質の高い腎不全診療の実践のために前向きで建設的な議論を行い、結果として患者さんの笑顔に繋がる新たなエビデンスが創出される、そんなきっかけとなる会にしたいと考えております。
第48回の大会長 政金生人先生が中心となって、昨年、東北腎不全研究会の中で腎不全の様々な領域の学術ワーキンググループおよび専門職部会が形成されました。それぞれが今現在、討論したい重要なテーマを掲げていただき、それに応じた形でシンポジウムや教育セミナーなどを構成することができ、大変素晴らしいプログラムになったと自負しております。ご協力いただき誠にありがとうございました。
秋田の9月は暑さのピークも過ぎ、大変良い季節となっております。懇親会では秋田の食と美酒をお楽しみいただき、皆様の懇親を深める場としていただけたら幸いです。
多くの皆様の御参加をお待ちしております。
末筆ながら皆様の益々のご健勝、ご発展をお祈り申し上げます。
謹白
2024年3月吉日